幼稚園児の頃、当時の担任の先生が大好きで保育の仕事に興味を持ち始めました。中学生のときには14つ下の弟が生まれ、日常的に育児を手伝った体験も大きなきっかけとなり、学校卒業後は幼稚園教諭の道へ進みました。
新卒で入社したのは、自分が卒業した幼稚園の系列園。1年目から担任を任されたこともあり、特に入社当時は記憶がないくらい目まぐるしい日々でした。
激務の中でも頑張れたのは、年少クラスから受け持った子たちの成長を卒園まで見守りたいという強い気持ちがあったから。行事が多い園でもあり、準備が大変な一方で楽しいこともいっぱいありましたね。当時の同期のメンバーにも恵まれて、仲間同士で支え合いながら同じ幼稚園に7年間勤めました。
幼稚園に勤めた最終年度、一区切りの達成感を感じて退職。次は乳児の子どもの成長について学んでいきたいと思い、保育園への転職を決めました。
保育士としての新たなスタートの場でラフ・クルーを選んだのは、元町保育園の定員60名という少人数の環境に惹かれたから。その前に働いていた幼稚園は定員500名を超える大きな園だったので、元町保育園の規模感はとてもアットホームで魅力的に感じました。
入社して嬉しかったのは「こんな保育者になりたい!」と目標となる先生に出会えたこと。こんな先生に自分の子どもをみてもらいたいなと思えるような人と、新しい職場で一緒に保育できたのはとても幸運なことと感じています。
入社して4年目に産休・育休を利用し、復帰した今は育児短時間制度を利用して時短勤務をしています。
復帰後に自分の子どもを他の保育園に預けるようになってから、より保護者の視点が分かるようになったと実感しています。今考えると、出産前の自分の保育は“子どもに寄り添うこと”に重点を置いていましたが、復帰してからは保護者の気持ちにももっと寄り添いたいという気持ちが強くなりましたね。
現在はちょうど我が子と同じ1歳児クラスの担任をしているのですが、園児が興味をもっていることを自身の育児に取り入れたり、逆に我が子が好きなことを保育に取り入れてみたりなど、保育と育児を自然と活かし合う形になっています。
退勤したあとは子どもをお迎えに行って、家に帰る前に1時間ほど子どもと2人きりでゆったり散歩する時間を大切にしています。仕事復帰したばかりで毎日バタバタではありますが、我が子のちいさな成長を見落とさないように余裕をもって仕事と育児を両立していきたいですね。