大学生のときの就職活動を通して、資格を生かして働く仕事をしようと思いました。結婚・出産を見据えたときに、仕事を続けやすいかなって。
大学在籍中にヘルパーの資格をとり、卒業後は介護施設に勤務しました。就職してみると、仕事の中には保育園児や小学生が慰問に来て施設の利用者と触れ合うイベントも多く、そうした子どもたちとの交流を重ねるうちに、少しずつ保育の仕事を意識するようになりました。
もともと、中学時代の職業体験で保育園に行った時から保育業界に興味を持っていたんです。就職後からの方向転換は勇気が必要でしたが、周囲や職場の方たちの応援もあり、思い切って保育士資格取得に向けての勉強をはじめました。
資格試験に合格して間もなく、高校の同級生にラフ・クルーを紹介されました。資格の勉強をしながら働いていた当時の保育園の方針に疑問を感じることがあり、悩みを聞いてもらっていたのがきっかけです。
烏山保育園を見学させてもらったときの印象は今でもよく覚えています。先生たちの雰囲気がやわらかくて、落ち着いていて…。面接をしてくれた園長や代表も私の話を真剣に聞いてくれたので、安心感をもって入社することができました。
はじめの頃は1日の流れをこなすだけで精一杯でしたが、今では子どもの1つ1つの反応や日々の成長をみて保育を展開できるようになってきたかなと思っています。遅番シフトの日には、出勤した途端、子どもたちが私の名前を呼んで一斉に駆け寄ってくれるんです。その瞬間はいつも、この子たちの先生になれているんだな、と感動してしまいます。
烏山保育園は定員30名の小規模な施設で、先生同士のコミュニケーションを気軽にとることができます。自分の担任しているクラスで「こんなことがしたい」と発信すると、クラスの垣根を越えて園全体で協力してもらえます。
また、中途入社のメンバーがほとんどなので、経歴が様々なこともあり、子どもに対する色々なアプローチを目で見て学ぶことができる環境です。同じ職場に目標としている先生がいて、子どもたちがその先生を根っこの部分から深く信頼している様子が見ていて伝わってくるんですよ。
私も大人都合ではなく、常に子どもの目線にたって見守ることで、一人ひとりの自信を育める保育士に成長していきたいです。そして、今後も職員全員でよく話し合い、子どもたちが「明日はなにしようかな」とワクワクして来られるような保育園をつくっていきたいです。